この記事はこんな人におすすめ!
- これから「24」を観ようと思っている
- 海外ドラマ初心者
アメリカで起こるテロの脅威に挑む、人気海外ドラマ「24」。
スピンオフを含めると全11シーズンにも及ぶので、初めて観る人はどんな順番で観ればいいか迷うと思います。
今回は、実際に全シーズンを観た僕が、面白いおすすめシーズンランキングを見どころと感想とともに紹介します!
Contents
海外ドラマ「24」とは?
Happy Father’s Day!! pic.twitter.com/epXX9fHDrl
— 24 -TWENTY FOUR- (@FoxTVdrama24jp) 2017年6月18日
海外ドラマ「24」は、2001年からアメリカで放送されている人気ドラマシリーズ。
「テロ対策ユニット」通称「CTU」というアメリカの政府機関(ドラマ内の架空機関)で働く捜査官ジャック・バウアーが、アメリカで起こるテロに挑む物語です。
このドラマの特徴はタイトルで「24」とあるように、24時間の出来事を1シーズン(1話1時間×24時間)でリアルタイムに描いているところにあります。
ドラマと物語の時間の進みを一緒にすることによって、より深く物語に入り込め、他のドラマでは味わえない臨場感を味わうことかできるのです。
海外ドラマ「24」はスピンオフ含めて全11シーズンある
『24-TWENTY FOUR-』のシーズン1からレガシーまでの本編分数は約9,430分、時間にして157時間、日数にして6日半。今年の夏休みは、#人生で最も寝れない夏 になりそうだ #24レガシー #吹替 https://t.co/69hJfnz5mR pic.twitter.com/txSFl4jsM3
— 24 -TWENTY FOUR- (@FoxTVdrama24jp) 2017年7月1日
海外ドラマ「24」はスピンオフ作品「24:レガシー」を含めて、以下の11シーズンが放送されました(放送日時順)。
- 24 シーズン1
- 24 シーズン2
- 24 シーズン3
- 24 シーズン4
- 24 シーズン5
- 24 シーズン6
- 24 リデンプション
- 24 シーズン7
- 24 シーズン8
- 24 シーズン9(リブ・アナザー・デイ)
- 24 シーズン10(:レガシー シーズン1)
それぞれ24時間の物語を、1話1時間(CM除くと45分ほど)×24話でリアルタイムに描いていますが、「リデンプション」は2時間の映画版となっています。
また、シーズン1~9までの主人公は、全てキーファー・サザーランド演じるジャック・バウアーです。
しかし、2017年2月からスピンオフとして放送された「24:レガシー」からは、コーリー・ホーキンズ演じるエリック・カーターに主人公が代わりました。
エリック・カーターは陸軍特殊部隊「レンジャー」の元兵士で、かつての仲間や自身を狙ってくるテロリストと戦うことになります。
そんな「24:レガシー」はシーズン1で終了してしまい、現在は以下の新シリーズが企画進行中とのことです。
- 主人公を女性検事としたスピンオフシリーズ
- ジャック・バウアーの過去を紐解く前日譚シリーズ
どちらもジャック・バウアー役のキーファー・サザーランドがまた出演することは無さそうで、シーズン9が彼にとって最後の出演となっています。
シーズン1~最新シーズンまでのあらすじ
主人公のジャック・バウアーは妻のテリーと娘のキムと暮らし、「CTU(テロ対策ユニット)」という政府機関の捜査官として働いている。
2002年3月のアメリカの大統領予備選挙戦当日、アメリカ初の黒人大統領候補であるデイビッド・パーマー議員が暗殺されるという情報により、CTUのメンバーが招集。
ここから、ジャック・バウアーたちCTUメンバーとテロリストとの熾烈な戦いが始まることになる(シーズン1~8)。
そして何度もアメリカを救ったジャック・バウアーは、2020年9月某日、再び大統領暗殺の情報を入手しロンドンに再び現れた(シーズン9)。
一方、イエメンでテロリストの首謀者を殺害した陸軍特殊部隊「レンジャー」の元兵士エリック・カーターは、6ヶ月後アメリカでテロリストの襲撃を受ける(24:レガシー)。
海外ドラマ「24」全シーズン通しての見どころと魅力
では、まずは海外ドラマ「24」全シーズン通しての見どころと魅力から紹介していきます。
1.同時進行のストーリー
24では主人公のジャック・バウアー視点を中心に、ジャックの家族視点、大統領視点など様々な視点からのストーリーがリアルタイムで同時進行していきます。
最初は個々に動いていたそれぞれのキャラクターたちが次第に絡み合っていき、全てを巻き込んだ衝撃のラストは必見です。
リアルタイムだからこそ1話1話流れるように繋がっており、一気見してしまうのも人気の要因と思います。
何気ない日常シーンの裏で、爆破テロやバイオテロが進行していくリアリティのあるストーリーは、怖くもあり思わず見入ってしまいます。
2.最強捜査官ジャック・バウアー
そして、そんなテロに立ち向かうのが、最強捜査官のジャック・バウアー。
Thank you Emma and Becca. Look forward to seeing you tonight. pic.twitter.com/Gar1L8GMWL
— Kiefer Sutherland (@RealKiefer) 2018年6月29日
ドラマを観たことがない人も、芸人さんのジャック・バウアーのモノマネで「大統領ぉぉぉ!!!」というセリフを耳にしたことがある人は多いかもしれませんね。
このドラマが人気なのは、主人公のジャック・バウアーが人気だからと言っても過言ではありません。
射撃や体術といった戦闘能力の高さで次々と敵を倒していく「アクション」はスカッとして、手に汗握ること間違いなし。
愛国心の固まりのような男で頼れるヒーローな反面、任務達成のためならルールは守らない「バイオレンス」な一面にも釘付けになるでしょう。
また、娘キムを溺愛する涙もろい父親という一面もあり、親子関係で苦労する「ドラマ」にも視聴者は共感できるのです。
3.メインキャラの死
ジャック・バウアーはその戦闘能力でテロリストを捕まえていきますが、戦いには犠牲も伴います。
24ではメインキャラであっても戦いに巻き込まれて死んでしまうことが多々あり、次は誰が犠牲になってしまうのかというスリリングな展開も見逃せません。
まさに一喜一憂、ジャック・バウアーと一緒にその悲しみを分かち合いましょう…。
4.衝撃の黒幕
犠牲を出しながらもテロリストの黒幕に迫っていくジャック・バウアーは、各シーズンで衝撃の黒幕に辿りつきます。
序盤から誰が怪しいのかという「推理」をしながら、観てみると2倍楽しめると思います!
海外ドラマ「24」面白いおすすめシーズンランキングを感想とともに紹介する
では、実際に海外ドラマ「24」を全シーズン観た大ファンの僕が、本当に面白いおすすめシーズンランキングを感想とともに紹介していきます。
何シーズンか観るだけなら面白い順番で観てもいいですが、全シーズン制覇したい場合は後のシーズンを先に観ると前のシーズンのネタバレが含まれるので注意してください!
1位 24 シーズン1
何だかんだで結局このシーズン1が1番面白いです。
24は好きになれるキャラクターが少ないドラマですが、このシーズンのもう1人の主人公といえる「パーマー大統領候補」は好きなキャラクターの1人でした。
疑われがちなジャックをいつも信頼してくれていましたし、頼りがいがあって正に大統領に相応しい男といえますね。
また、このシーズン以降メンバーが変わりゆく「CTU」もこのシーズンのジャック、トニー、ニーナの「BIG3」が1番ワクワクしてよかったと思います。
シナリオも最後の黒幕から悲痛なラストまで、「衝撃度」が1番高かったシーズンではないでしょうか。
しかし、ジャックの娘キムの行動にはイライラさせられるので注意です。何故余計なことばかりして、自らトラブルに巻き込まれに行くのか…。(泣)
カリフォルニア州での大統領予備選挙戦当日の24時間が舞台。アメリカ合衆国で初めての黒人の大統領候補・デイビッド・パーマー議員が、今後24時間以内に暗殺されるとの情報が入り、ジャック達主要メンバーが召集をうける。また、ジャックにはCTU内の内通者(裏切者)捜査の極秘命令を受ける。
2位 24 シーズン5
衝撃度ならこのシーズン5も負けてはいません。なんといっても、冒頭であのパーマー元大統領が殺されてしまうんですから。
対するローガン現大統領は「なんでこんなヤツがリーダーなんだ」というほど、ダメダメぶりが酷くひたすら嫌悪感でした。
そして、今回の黒幕はある意味シーズン1よりも厄介かもしれません。
そんな黒幕によって最後まで絶望的な状況で、本当にダメだと思ったので、最終話でジャックが取る「一発逆転の方法」には思わずガッツポーズしました。(笑)
しかし、そこからの急転直下の悲痛なラスト…。この感じはシーズン1に似ているので、シーズン1好きな人はシーズン5も絶対好きだと思います。
シーズン4から18ヶ月後のある1日が物語の舞台。中国政府に追われる立場となったジャックは「フランク・フリン」と名前を変え、日雇いの仕事をしながらダイアン・ハクスリーとその息子デレクと生活していた。一方、元大統領のパーマーはロサンゼルスで弟のウェインと共に回想録を執筆中にテロリストによって狙撃され死亡。パーマーの暗殺直後、ミシェルとトニーもテロリストに狙われ、ミシェルは死亡、トニーは重傷を負う。
3位 24 シーズン3
シーズン3は、シリーズ唯一の「バイオテロ」を防ぐ物語。その今までとは違った恐怖が、CTUを苦しめることになります。
しかし、CTUもメンバーがガラッと変わったので、また違った強さを見せてくれます。
特に、今回が初登場となるクロエは情報処理の天才で、シーズン9までジャックと共闘する戦友です。
シーズン8ではCTU臨時支部長も任される彼女ですが、今シーズンではプレッシャーに弱かったり人付き合いが苦手だったり、初々しい姿を見ることができます。
また、ジャックの娘キムがCTUスタッフになっていたり、ジャックの新しい相棒チェイスが彼女と付き合っていたりと人間関係の変化にも注目です。
シーズン2から3年後のある1日が物語の舞台。生物兵器として改良された強力な病原菌に感染した死体が、ロサンゼルスにある国立衛生局の前に捨てられた。ジャックの娘・キムはCTUのスタッフとして勤務しており、同僚とともに、病原菌の出所の調査を始める。
以上のシーズン1、5、3はシリーズ中でも飛び抜けて面白かったので、まずはこの3シーズンを観るのをおすすめしたいです。
4位 24 シーズン4
シーズン4も安定して面白いです。
それもそのハズで、パーマー大統領、ローガン副大統領、ヘラー長官、オードリー、トニー、クロエといった新旧人気キャラクターが勢揃いのシーズンとなっています。
特にこれといった見どころはないのが欠点ですが、これから深く関わることになるジャックとオードリーの関係性には注目ですね。
個人的に好きなのは、いつもパソコンの前にいるクロエが珍しく銃を持って戦闘するシーンがあるところ。クロエやるやん!って思いました。(笑)
シーズン3から18ヵ月後のある1日が物語の舞台。ジャックは麻薬中毒だった過去を上官に「弱点になる」と指摘されCTUを解雇され、国防長官の特別補佐官として働いていた。1年前にCTUを解雇されて以来初めて、国防長官代理としてCTU LA支局を訪れたジャックは その日の朝に発生した列車爆破事件の実行犯と遭遇。犯人から本当の狙いが国防長官の拉致だと聞き出したジャックは、長官に避難するよう知らせる。
5位 24 シーズン7
シーズン7はジャックとトニーがメインとなるシーズンなので、トニーファンには堪らないでしょう。
そして、新キャラクターのFBI捜査官「ルネ」もすごくいいキャラで、続いて出演するシーズン8もぜひ合わせて観てほしいです。
ジャックとルネの固い絆はマジで泣けます…。
このシーズンは個人的に好きなトニーとルネが活躍するので、この順位となりました。
リデンプションから2ヵ月後。舞台はワシントンD.C.。シーズン6と7の間に、CTU(テロ対策ユニット)は解体されている。上院の公聴会で、過去にCTUにおいて行った違法な拷問についての責任追及を受けていたジャックは、急遽FBIのルネ・ウォーカーに緊急の捜査協力を依頼される。それは過去数週間に起きたIT関連製品盗難、および直前に起きた全米インフラ保護システム開発者:マイケル・レイサムの誘拐に関連するもので、テロリストが全米の通信網、交通網などを乗っ取る計画を阻止することだった。
6位 24 リデンプション
このリデンプションは、シーズン7に繋がる2時間ぽっきりの特別編。
シーズン7に繋がる伏線もあるので、シーズン7を「観る前に」必ず観ておきましょう。
物語のシーズン6から3年8ヶ月後で舞台はアフリカのサンガラと、アメリカのワシントンD.C.。オードリーと別れ、人間らしい生活を全て失ったジャックは、アメリカを離れ放浪の果て特殊部隊時代の同僚で、現在は、内戦で親を失った孤児達のために学校を運営しているカール・ベントンの元に人目を忍ぶように身を寄せていた。ある日、武装集団が来襲し、子供達を拉致しようとする。政情不安なサンガラでは、反白人主義のグループが身寄りのない子供を集めては洗脳し内戦のための兵士を仕立てていた。
7位 24 シーズン2
シーズン2はニーナがシーズン1に引き続き出演するので、もうそれだけで面白い。
ジャックがシーズン1の悲痛なラストからどう立ち直っていくのか、というのも見応えがあります。
キムにイライラさせられるのも、シーズン1同様といった感じ。 パーマーとトニーも健在で、初期メンバー好きには堪らないシーズンです。
シーズン1から18ヶ月後のある1日が物語の舞台。妻テリーの死を未だ引きずるジャックは、CTUを休職・キムとも離れ、ひとりで失意の日々を送っていた。一方、デイビッド・パーマーはアメリカ合衆国初のアフリカ系アメリカ人の大統領として活躍。久々の休暇を満喫していたパーマーのもとに「24時間以内にテロリストがロサンゼルスで核爆弾を爆発させる」という情報が届く。
8位 24 シーズン9(リブ・アナザー・デイ)
シーズン9は、ジャックとクロエがメインのシーズン。クロエファンにおすすめしたいシーズンです。
しかし、クロエがきついメイクになっていたりまさかの国を裏切っていたりとかなり変わってしまっているので注意。
これには深い理由があるのですが、これはぜひ本編を観てください。
全12話で凝縮された内容ですが、ヘラーが大統領になっていたりジャックとオードリーとの再会だったりクロエの過去だったり内容はかなり濃いです。
ジャックが出演する「24」は本当にこれが最後ということで、まだ続きがありそうなラストを観ると続きが観たくなるじゃん!と思いました…。
シーズン8から4年後。舞台はロンドン。反逆罪、殺人罪で国際指名手配されているジャック・バウアーは、大統領暗殺の情報を入手し、テロの阻止およびCIAに拘束された仲間の救出のため、ロンドンに姿を現す。
9位 24 シーズン10(:レガシー シーズン1)
「24」で初めてジャック以外が主人公になったスピンオフ作品ですが、気になる出来はというとかなり面白いです。
しかもトニーも出演していて、いい感じでクロスオーバーしています。
主人公は「ウォーキング・デッド」のヒース役で有名なコリー・ホーキンズという俳優で、TWDファンの僕にとっては最高のキャスティングでした。
しかし、シーズン1で打ち切りになったために中途半端な作品になってしまったので、低めの順位となりました。
6ヶ月前、イエメンでテロリストの首謀者を殺害した陸軍特殊部隊のエリート、エリック・カーター。その後アメリカの地で突如襲撃を受けたエリックは、自身だけでなく家族の命、そして国家までもが危険にさらされていることを知り、作戦を指揮した元CTU(テロ対策ユニット)局長レベッカ・イングラムに警鐘を鳴らす…。
10位 24 シーズン6
シーズン6は駄作と言われがち。確かにそこまで盛り上がりはないです。(笑)
僕的には、シーズン5の悲痛なラストからどう物語が続くか気になってしょうがなかったので、その続きが見られるだけでも満足はできました。
内容的には、今までいろんな身内から裏切り者が出てきましたが、また意外すぎる黒幕が明らかになります。
そしてジャックの父と弟の登場や、娘キムとの関係など、ジャックの「家族」がテーマになっているシーズンでもありますね。
家族というのは改めて難しいものだと痛感させられる物語で、最強と思われたジャックの「弱み」にもとことんフォーカスされて、地味ですが深いシーズンです。
シーズン5から20ヶ月後のある1日が物語の舞台。アメリカ国内は自爆テロが頻発し、アメリカ政府や国民の間では恐怖と中東系市民への警戒心が高まっていた。そんな中ジャックが、アメリカ政府と彼を監禁していた中国政府との交渉により帰国を果たす。しかしジャックが連れ戻された理由は、テログループ内部の者による、グループリーダーとされるアサドの居所を教える代わりにジャックを差し出す、という提案を政府が呑むためだった。
11位 24 シーズン8
そんな「家族」とテロからアメリカを守る「使命」の間で、揺れたのがシーズン8。
今シーズンの始まりでは、ジャックはCTUを引退して娘キムと孫テリーと3人で平和に暮らしています。
今まで散々な目に遭ってきたジャックを観てきた視聴者にとって、こんな心が温まるシーンはないですよね。これが最終回でいいんじゃないかと思ったほどでした。
ちなみにシーズン9もありますが、本当はこのシーズン8がファイナルシーズンで、シーズン9は付け足された復活版です。
なので、ラストに相応しいシリーズ最強の敵が出てきます。そういった面では面白いといえば面白いですが、流れが同じすぎてマンネリだという感想でした…。
シーズン7から18ヶ月後。舞台はニューヨーク。キムによる幹細胞治療で回復したジャックは、政府の仕事を辞めキムとの関係を改善し孫娘のテリーらキムの家族と共に過ごそうと決めていた。だが、そこにジャックが現役当時に使っていた情報屋のヴィクターが、何者かに襲われ、傷ついた姿で転がり込んでくる。彼はジャックに、アメリカのテイラー大統領とカミスタン共和国大統領のハッサンによる中東和平協定締結を阻止しようとするグループがハッサン暗殺を企て、すでに計画が進行中であることを知らせる。
まとめ
ということで、海外ドラマ「24」シリーズの面白いおすすめシーズンランキングを見どころと感想とともに紹介しました。
スピンオフ作品の企画が進行中だったり、2020年には日本版リメイクも決定していたりと、まだまだ「24」旋風は続きそうでますます目が離せません。
まだ観たことが無かったり途中までしか観ていないという人は、当記事を参考に観る順番を決めてくださいね!