この記事はこんな人におすすめ!
- クレヨンしんちゃんの映画を観てみたい
- クレヨンしんちゃんの映画のおすすめを知りたい
春休みに家族で観る映画の1つといえば、映画「クレヨンしんちゃん」シリーズ。
過去作品を観ることも多いと思いますが、どれがおすすめ作品なのか気になりますよね。
今回は、クレしん映画を全作品観ている僕が、クレヨンしんちゃん映画おすすめランキングを感想とともに紹介します!
Contents
- クレヨンしんちゃん映画全作品のおすすめランキングのまえがき
- クレヨンしんちゃん映画全作品のおすすめランキングを紹介する【2021年版】
- 1位 嵐を呼ぶ モーレツ! オトナ帝国の逆襲 (2001)
- 2位 ヘンダーランドの大冒険 (1996)
- 3位 暗黒タマタマ大追跡 (1997)
- 4位 爆睡!ユメミーワールド大突撃 (2016)
- 5位 嵐を呼ぶ! 夕陽のカスカベボーイズ (2004)
- 6位 電撃! ブタのヒヅメ大作戦 (1998)
- 7位 雲黒斎の野望 (1995)
- 8位 嵐を呼ぶ アッパレ! 戦国大合戦 (2002)
- 9位 ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん (2014)
- 10位 嵐を呼ぶジャングル (2000)
- 11位 嵐を呼ぶ黄金のスパイ大作戦 (2011)
- 12位 バカうまっ!B級グルメサバイバル!! (2013)
- 13位 激突! ラクガキングダムとほぼ四人の勇者 (2020)
- 14位 ブリブリ王国の秘宝 (1994)
- 15位 嵐を呼ぶ 栄光のヤキニクロード (2003)
- 16位 爆発! 温泉わくわく大決戦 (1999)
- 17位 超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁 (2010)
- 18位 新婚旅行ハリケーン 〜失われたひろし〜 (2019)
- 19位 爆盛!カンフーボーイズ~拉麺大乱~ (2018)
- 20位 オラの引越し物語 サボテン大襲撃 (2015)
- 21位 アクション仮面VSハイグレ魔王 (1993)
- 22位 襲来!!宇宙人シリリ (2017)
- 23位 オタケベ! カスカベ野生王国 (2009)
- 24位 嵐を呼ぶ!オラと宇宙のプリンセス (2012)
- 25位 嵐を呼ぶ 歌うケツだけ爆弾! (2007)
- 26位 ちょー嵐を呼ぶ 金矛の勇者 (2009)
- 27位 伝説を呼ぶブリブリ 3分ポッキリ大進撃 (2005)
- 28位 伝説を呼ぶ 踊れ!アミーゴ! (2006)
- まとめ
クレヨンしんちゃん映画全作品のおすすめランキングのまえがき
🌟放送決定🌟
【最新作公開記念「映画クレヨンしんちゃん」一挙放送だゾ!】
3/24(日)~5月放送!毎週日曜午前11:00⇒https://t.co/KX30MRrePB最新作の劇場公開を記念して「映画 #クレヨンしんちゃん」シリーズ25作品を一挙放送🎬
劇場版第1作を皮切りに3カ月にわたってオンエア😆‼#wowow pic.twitter.com/BwoDj4H1Pk— WOWOW映画 (@wowow_movie) 2019年1月17日
映画「クレヨンしんちゃん」シリーズは、1992年より放送開始されたアニメ「クレヨンしんちゃん」を映画化したシリーズで、1993年から毎年上映されています。
クレヨンしんちゃんといえばギャグのイメージが強いですが、映画は「子供と一緒に観に行った大人の方が涙する」現象が起こるほど、大人が泣ける・感動できることも多いです。
大人でも十分楽しめるので、是非当ランキングを参考にクレヨンしんちゃんの映画の面白さに触れてほしいと思います。
また、当ランキングは24歳の成人男性である僕が観た感想をもとに、「大人と子供が一緒になって楽しめる」「大人が1人で観ても楽しめる」ことを基準にして作りました。
なので、上位の作品ほど泣ける・感動できる・笑える・心に残る名作となっています。
クレヨンしんちゃん映画全作品のおすすめランキングを紹介する【2021年版】
では、クレヨンしんちゃん映画全作品のおすすめランキングを感想とともに紹介していきます!
1位 嵐を呼ぶ モーレツ! オトナ帝国の逆襲 (2001)
「クレしん映画史上最高傑作」との呼び声が高い作品で、ラストのしんちゃんが何度も転びながら東京タワーを登るシーンは、クレしん映画で1番有名な名シーンですよね。
そして、それに負けないくらいクレしん映画で1番の名シーンと思えるのが、ひろしが自分の靴の臭いを嗅ぐことで家族との思い出が蘇る回想シーン。
ひろしがしんちゃんに「どこへでも行っちまえ」と言ってしまった切なさがいい前フリになって、しんちゃんを抱きしめる瞬間は涙無くして観られません。
「泣ける」作品として有名ですが笑えるシーンも多く、特に大人とカスカベ防衛隊の追いかけっこは笑いどころ満載で、バスを運転するマサオくんの豹変ぶりがツボでした。(笑)
定番ですが、明日からまた頑張ろうと思える名作で、1番観た回数も多い(しかも毎回泣ける)ことから1位にしました。
万博を訪れていた野原一家。到着の遅いひろしを待っていると、万博に突如怪獣が接近。「万博防衛隊」である野原一家はこれに対抗し、戦闘機で万博へ向かっていたひろしは巨大ヒーロー「ひろしSUN」に変身し怪獣に立ち向かう。…という特撮ビデオを撮影していた野原一家。撮影も終了し「次は私の番」とみさえは胸を躍らせ、「魔法少女みさりん」に扮する。ビデオ撮影は「20世紀博」のアトラクションの一つであり、大人達は、子供の頃を懐かしむため20世紀博を満喫していた。
2位 ヘンダーランドの大冒険 (1996)
泣ける名作が大人帝国なら、「怖い名作」はヘンダーランドではないでしょうか。
ホラー要素の強い作品で、ス・ノーマン・パーがしんちゃんの友達と家族を騙し、しんちゃんだけに本性を見せ追い詰めるさまは子供が観たらトラウマになるかも。
しかし、その中にトッペマへの恋だったり、アクション仮面やぶりぶりざえもんとの共闘だったり、ラストは家族で一丸となったりクレしん映画の要素満載です。
特に、最後の10分間の追いかけっこシーンは大人帝国の回想シーンに次ぐ名シーンで、大爆笑の連続となります。
ホラーの怖さとクレしんらしいギャグがいい具合で合わさっていて、泣けはしませんが、エンタメ性なら大人帝国を超えるほどの名作だと思います。
闇に覆われたどこかの国。ゴーマン王子がお姫様を救うため二人のオカマ魔女・マカオとジョマに立ち向かったが、マカオとジョマの魔法によって、呪いをかけられてしまう。しんのすけは、ふたば幼稚園の遠足で群馬に出来た新しい遊園地「ヘンダーランド」(設定では群馬県桐生市に所在)に遊びに来ていた。そこでひまわり組のみんなとはぐれたしんのすけは、サーカスのテントの中でトッペマ・マペットという不思議なねじ巻き人形と出会う。
3位 暗黒タマタマ大追跡 (1997)
そして、「笑える名作」なのが暗黒タマタマ大追跡で、昔のクレしんではおなじみの「オカマ」が銀座のホステスと戦うという夜の世界全開のストーリーです。
オカマ3兄弟が歴代でも最高に面白いオカマキャラで、オカマバーのトイレのくだりや長男の地声など、大人向けギャグ映画かと思うほど大人も楽しめます。
劇画タッチのギャグシーンや鬼ごっこという恒例のネタから、ひろしとみさえのデュエット、健康ランドの三波春夫、スーパーマーケットの乱闘シーンなど今思い出しても笑えるシーンが多くありました。
そしてこの作品を絶対観てほしい理由が、ひまわりが初登場する映画であり、しんちゃんが長男としての自覚を持つ過程が描かれているからです。
これを観れば更にしんちゃん&ひまわり兄妹が好きになると思いますし、特に下の兄弟がいる人は共感できることも多いでしょう。
笑って笑って、しんちゃんの「オラは?」というセリフでちょっぴり切なくなる、この感覚は何回観ても飽きませんね。
新東京国際空港(現成田国際空港)。ホステスの一団が、飛行機から降り立った男を出迎え、その男がホステスの一団に何かを渡す取引を行っているところに奇妙な3人組が乱入し、乱闘を繰り広げた末に男が持っていた物を奪い去っていった。この怪事件に際し、閑職に追いやられていた千葉県警の女刑事「東松山よね」が担当させられることになる。
4位 爆睡!ユメミーワールド大突撃 (2016)
しんちゃん達の幼稚園に転入してきた少女・サキが、心を開いていくまでの話。
みさえの「子供のピンチに駆けつけない親がどこにいるってのよ」「好きで嫌われ役やってんじゃないわよ」という名言に対し、「はい!」と返事するしんちゃん。
このみさえが「母親の子供への想い」を語るシーンは正に笑って泣ける名シーンで、この作品で1番好きなシーンです。
そして全体としても「児童虐待」という重いテーマを扱っており、歴代クレしん映画の中でも得られるものは1番多いのではないでしょうか。
前作の舞台がメキシコで出番のなかったかすかべ防衛隊が、前作の鬱憤を晴らすかのように大活躍するのもいいですね。
昔のクレしん映画の方が面白い作品が多いですが、これを観るとまだまだ今のクレしんも捨てたもんじゃないと思います。
ある日、巨大な魚に呑み込まれる夢を見たのをきっかけに春日部市民たちは夢の中で巨大魚の体内にある不思議な世界「ユメミーワールド」に迷い込む。その世界ではやりたい事が自由にできるということで市民たちは自分の夢に浸っていくが、その中で大人たちは楽しい夢を奪われて魚の体内に放り出されてしまう。
5位 嵐を呼ぶ! 夕陽のカスカベボーイズ (2004)
かすかべ防衛隊の友情を観たいならこの作品で、B級グルメサバイバルも似たような作品ですが、僕は断然こちらの方が好きです。
特に、ラストの「かすかべ防衛隊、ファイヤー!」を思い出せたシーンは、バラバラだったかすかべ防衛隊が1つになれた、というクライマックスに相応しい興奮がありました。
そしてしんちゃんとつばきちゃんの恋も、つばきちゃんが中学生ぐらいということで、いつものお姉さんに惚れるしんちゃんよりリアルな恋の感じでグッと入り込めました。
その恋の結末とラストのしんちゃんの決断も含めて、かすかべ防衛隊や野原家の絆がよくわかる良作だと思います。
ある日、高鬼をしていたかすかべ防衛隊の五人は、町中を駆け回っているうち、一軒の古びた廃映画館「カスカベ座」を見つける。誰もいないはずの劇場では、ひたすら荒野が映し出されているだけの映画が、ひとりでに、ひたすら無音で上映されていた。それを見つめるかすかべ防衛隊。だが、トイレに立ったしんのすけが劇場に戻ると、風間くん達はどこかに姿を消してしまっていた。
6位 電撃! ブタのヒヅメ大作戦 (1998)
ギャグ多め、泣きあり、名シーンありとバランスの取れた作品で、1番に推すほどではなくとも歴代でも上位の面白さでした。
序盤から下剤によってトイレに行きたい筋肉と、みさえとひろしのトイレ攻防戦が展開され、そこからギャグ満載で笑いっぱなしの99分です。
オカマが登場する昔のクレしん要素と、「サイバーテロ」という20年前の作品とは思えない新しい設定が上手く合ってて色褪せない作品となっています。
ハリウッド映画ばりの本格スパイアクション映画でもあり、クレしんが好きで洋画も好きなんて人にもハマるのではないでしょうか。
最後しんちゃんが静かに一筋の涙を流すシーンだったり、ぶりぶりざえもんに泣かされるストーリーだったり、他にはない唯一無二のクレしん映画と言っていいでしょう。
国連直属の秘密組織SML(Seigino Mikata Love:正義の 味方 LOVE)の一員、コードネーム・お色気は、秘密結社ブタのヒヅメの飛行船から、ある秘密兵器を動かすために必要なディスクを盗み出し、東京湾へと脱出した。一方、お台場沿岸を航行中の屋形船では、ふたば幼稚園の先生と園児達が大宴会で賑やかに騒いでいた。するとその場に突然、海からお色気が上がりこんでくる。
7位 雲黒斎の野望 (1995)
戦国時代を舞台にしたクレしん映画は、戦国大合戦とこの雲黒斎の野望の2つですが、僕はこちらの方が好きでした。
ヘンダーランドと同じくらいエンタメ性の強い作品で、ラストの「ABBAAB→→←」というコマンドで敵を倒すシーンは1度観たら必ず印象に残る名シーン。
ヒロインの女剣士・吹雪丸もいいキャラで、「私は女ではない!」と髪を切り落とすシーンは感動的ですし、妹が実はオカマというオチも秀逸です。
よくできたアクション時代劇ですが、時代劇とSFをミックスした設定のわかりにくさと、吹雪丸に焦点が当たりすぎて「クレしん映画感」が弱いので評価が下がりました。
30世紀の未来のタイムパトロール隊員であるリング・スノーストームが、タイムマシンに乗って時空間をパトロールしていたところ、戦国時代に何らかの異変が生じていることを感知。調査に向かう彼女だったが突然、謎の時空魚雷の強襲に遭ってしまう。なんとか攻撃を振り払うも不時着した場所は、作中で「現代」に当たる野原家の地中深くであった。
8位 嵐を呼ぶ アッパレ! 戦国大合戦 (2002)
大人帝国と同じくらい「泣けるクレしん映画」として有名なのが、この戦国大合戦。
しかし、雲黒斎の野望と同じく、又兵衛と廉姫の話がメインすぎてクレしん映画で泣いたって感じはしないです。
「人の死」を題材とすることで泣かせに来てます感が強いのも、大人帝国のような自然な感じが好きだっただけにちょっと残念でした。
ただ、刀で相手の攻撃を防ぐみさえ、ボディブレードで戦うひろし、相手の急所を狙ったしんちゃんの家族一丸となって戦ったシーンは大好きです。
史実に基づいた戦国時代の描写とか作品自体は素晴らしいので、普段クレしんをあまり観ない人の方が先入観なしに楽しめそうですね。
ある夜、野原一家は全員揃って時代劇に出てくるような格好をした綺麗な”おねいさん”の夢を見る。しんのすけが幼稚園から帰ると、犬のシロが庭を掘り返していた。その穴から見つけた文箱の中には「おらてんしょうにねんにいる」と読める汚い字とぶりぶりざえもんの絵が描かれた手紙が入っていた。
9位 ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん (2014)
戦国大合戦と同じく、泣けるけど「人の死(しかもひろしの死)」を扱っていることで評価を下げたのがこの作品。
とはいえ、「しんちゃんのピーマン完食シーン」と「ひろしとロボとーちゃんの腕相撲シーン」はシリーズ屈指の名シーンで、作品の出来は大人帝国と遜色ないほどです。
しかし、特に大人帝国を観たあとだと、この作品の感動は幸せな感動というより切ない感動の方が上回ります。
ロボとーちゃんはしんちゃんを抱きしめたときの記憶もある「ひろしそのもの」なんだと思うと、最後のみさえの一言やしんちゃんへの言葉なんて聞くに耐えません。
逆襲のロボとーちゃんは、1度は誰も(特に男性やひろし好き)に観てほしいけど、何回も観るには悲しすぎる、そんな映画です。
ギックリ腰で腰を痛めたひろしは突如現れた謎の美女に連れられ、マッサージも兼ねてエステの「無料体験」を受けることに。エステを終えて家に着いたひろしだったが、そこで自分の体がロボットになっていることに気づき驚く。
10位 嵐を呼ぶジャングル (2000)
アクション仮面の戦闘シーンがかっこいい非の打ち所がない作品で、全体を見てもギャグでずっと笑えるし、しんちゃんとひまわりの兄妹愛でも泣けます。
アクション仮面VSハイグレ魔王は子供向けすぎましたが、この作品では大人も一緒になってアクション仮面を応援できますね。
最凶の敵・パラダイスキング、そしてそれに立ち向かうアクション仮面、彼の勝利を信じて止まないしんちゃん、それにつられて一緒に応援するひろしとみさえ。
この自然な繋がりによって、観ているこっちまで手に汗握って「アクション仮面頑張れ!」と叫びたくなりました。
しんちゃんの最後の決断は、アクション仮面VSハイグレ魔王を観てからだとよりグッとくるので、まずそちらを観るのもおすすめです。
野原しんのすけや幼稚園の子供たちも夢中になっている『アクション仮面』の映画最新作「南海ミレニアムウォーズ」が公開される。アクション仮面の敗北を示唆する予告にしんのすけはどぎまぎし、野原一家・風間トオルとそのママ・桜田ネネとそのママ・佐藤マサオとそのママ・ボーちゃん(いつも通り親は不在)は、映画の完成を記念した豪華客船ツアーに参加し、船の旅を満喫する。その一方、いつもの春日部はしんのすけ達がいなくて一部はのんびりしたり、少し寂しかったりする人達もいたのであった。
11位 嵐を呼ぶ黄金のスパイ大作戦 (2011)
クレしん映画でスパイ映画をやったら…という作品。
親の教育によって「常に嘘ばかりつく」優秀なスパイに育て上げられたレモンが、野原家の愛情に触れることで自分の気持ちに正直になっていくストーリーは、単純明快でメッセージ性が強くてよかったです。
これといった見どころはないですが、ひろしが「レモンちゃんはまだ子供なんだから我慢なんてしなくていいんだよ」と言ったシーンは子供の頃に観たら絶対響いたと思います。
ラストのスパイならではのアイテムを使った追いかけっこも爽快で、頭を空っぽにして観たいときにおすすめの作品です。
優秀なスパイであるレモンと同等の動きができたしんちゃんを見て、改めてしんちゃんの身体能力の高さに関心させられました。(笑)
いつものように日常を送っていたしんのすけの前に、ある日レモンと名乗る謎の少女が現れた。彼女からアクション仮面のメッセージを受け取ったしんのすけは、レモンの勧めの下スパイになることを決心する。レモンとスパイ訓練を開始したしんのすけは失敗を繰り返しながらも徐々にスパイの技術を身につけ、実は子供スパイだったレモンと共にコンビを組む。
12位 バカうまっ!B級グルメサバイバル!! (2013)
かすかべ防衛隊の友情と、B級グルメを守ることを描いた話。
暗黒タマタマ大追跡の下位互換といった感じで、ギャグが多く笑える作品となっています。
個人的に好きなのは、暗黒タマタマ大追跡のような劇画タッチのかすかべ防衛隊が卵焼きを取り合うシーンで、展開がお約束ながらニヤニヤが止まらなかったです。(笑)
まさお君のビスケット、グルメッポーイがB級グルメを憎む理由など随所随所でグッとくるシーンも多く、名作には入りませんが、普通に面白い娯楽作品でした。
これは、ある春の日、春日部で起こった奇跡と友情と空腹の物語である―。春日部で行われているB級グルメカーニバルに連れて行ってもらえなかったしんのすけは、カスカベ防衛隊のメンバーと親達に内緒で行こうと画策する。そしてその道中、謎の女性・「しょうがの紅子」からとあるソースをカーニバルに届けることを頼まれ、すんなりと引き受けることに。
13位 激突! ラクガキングダムとほぼ四人の勇者 (2020)
しんちゃん達が住む春日部が、落書きをエネルギーとする王国に支配されてしまう話。
落書きを題材にすることで、子供の「自由な遊び心」と簡単に消えてしまう「落書きの儚さ」が上手く表現されていて感動しました。
落書きたちとの旅も面白く、久々登場のぶりぶりざえもんも効果的に使われていて、ぶりぶりざえもんファンも楽しめると思います。
ユウマ君のシーンもグッと来ましたが、大人達の身勝手さがちょっとやりすぎかもしれませんね…。
地上の人々の落書きをエネルギーとして空に浮かぶ「ラクガキングダム」は、落書きをする人達の減少に伴うエネルギー不足により存亡の危機に立たされていた。王国軍は無理矢理落書きをさせるために「ウキウキカキカキ作戦」を遂行すべく地上に降り立ち、春日部への侵攻を開始した。
14位 ブリブリ王国の秘宝 (1994)
インディ・ジョーンズっぽいクレしん映画。
クレしん映画の第2作目で、前半を日常を描くことに使っていつものアニメのようだった前作より、序盤からブリブリ王国の非日常に巻き込まれて映画っぽい映画でした。
オカマの敵キャラがいいキャラしている、ヒロインが可愛いというクレしん映画の醍醐味は味わうことができますが、特に見どころはないです。
ある日の夜、ブリブリ王国の首都ブーリーで、謎の組織・ホワイトスネーク団によってブリブリ王国の王子・スンノケシが王宮から連れ去られてしまった。すぐさま国王は王国親衛隊にさらわれた王子の救出を命じる。ふたば幼稚園では、みんなが自分が一番欲しい物を絵で描いていた。そんな中、しんのすけはニュースステーションに出ている小宮悦子のサインが欲しいと描いてよしなが先生を驚かせる。その日の夕方、町の福引きに挑戦したしんのすけは、何と特賞であるブリブリ王国5泊6日の旅を当てる。
15位 嵐を呼ぶ 栄光のヤキニクロード (2003)
熱海で野原家の逃走劇。全ては「焼肉を食べたい」という欲望だけが原動力。
これはメッセージ性とか感動とか何もなく、だけど面白くない訳でもなく、不思議な作品でした。
クレしん映画から何かを得たいという人にはおすすめできませんが、クレしんのいい意味での「(下らなくて笑える)いい加減さ」を求めている人にはおすすめです。
ある朝の野原家、いつもに輪をかけて貧相な朝食に、とてもご機嫌斜めなしんのすけ・ひろし・ひまわり・シロ。だがそれは、みさえが数か月前から家計をやりくりし、浮いた食費で購入した夕食の最高級焼肉の為であった。少し予算オーバーしたためにそのような朝食になったことに納得する一同。しかしそこへ車で野原家の塀を突き破り、突然謎の男が助けを求めて転がり込んでくる。
16位 爆発! 温泉わくわく大決戦 (1999)
ヤキニクロードと同じく、下らないけどなんか笑える作品がこの温泉わくわく大決戦。
しかしこちらはドリフや長嶋茂雄、赤塚不二夫など昭和のネタが多く、若い世代の人より少し上の世代の方が面白く感じるというのが難点です。
若い世代である僕的に見どころだったのは、ゴジラが春日部に出現!?という感じの巨大ロボット対自衛隊のシーン(ゴジラのオマージュ)で、「シン・ゴジラ」のような迫力に興奮しました。
観たら温泉に入りたくなること間違いなしなので、温泉好きとゴジラ好きなら一見の価値ありです。
ある夜、慰安旅行で秩父に来た、ふたば幼稚園の先生達がゆっくり温泉に浸かっていると、大きな地響きと共に、謎の巨人が通り過ぎて行った。翌日、散歩をしていたしんのすけは、道の真ん中で行き倒れているおじさんを発見。温泉の精・丹波と名乗り、風呂に入りたいと言うそのおじさんをしんのすけは家に招き、一緒にお風呂を楽しむ。だがいつの間にか、おじさんはいなくなってしまっていた。
17位 超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁 (2010)
しんちゃん達の未来の姿を見ることができるのは楽しいし、過去の自分と未来の自分が会うという設定は好きですがそれだけの作品。
しんちゃんが何故ななこおねいさんではなく、タミコと婚約したのか?という理由が描かれていると更によかったかも。
未来のひまわりが可愛すぎるので、それだけで観る価値はありますけどね。
また、ユメミーワールドと合わせて観ると、かすかべ防衛隊のみんなの夢が変わっていたりするので比較すると面白いです。
ある日、野原しんのすけの前に、タイムマシンで時を越えた女性・タミコが現れる。タミコは未来からやって来たしんのすけの花嫁だと名乗り、未来のしんのすけが未来都市・ネオトキオの支配者・金有増蔵に捕えられてしまい、彼を救うためには5歳のしんのすけの力が必要なのだと語る。しんのすけは半信半疑ながらも、かすかべ防衛隊の面々と共にタミコに連れられて未来の春日部にタイムトリップする。
18位 新婚旅行ハリケーン 〜失われたひろし〜 (2019)
みさえがひろしの為に奮闘する、夫婦愛と家族愛の話。
感動するには少し浅い内容でしたが、みさえがひろしへの想いを叫ぶシーンにはグッと来るものがありましたし、「家族っていいな」と思える作品となっています。
みさえとひろしが劇中歌を歌ったり、主題歌となったあいみょんの「ハレノヒ」が名曲だったりと音楽も見どころです。
ラストのこじつけ感と、しんちゃんの声優が変わって初めての映画なので、個人的にまだ声に違和感があったのがマイナス点でした。
新婚旅行に行ってない事に今更気づいたみさえとひろしは、みさえが見つけてきたオーストラリアにあるグレートババァブリーフ島の家族同伴の激安新婚旅行ツアーにしんのすけ達と一緒に旅行に参加する。しかし、そこで野原一家を待ち受けていたのは予想だにもしない危険な冒険だった。
19位 爆盛!カンフーボーイズ~拉麺大乱~ (2018)
クレしん映画でカンフー映画をやったら…という作品で、有名カンフー映画のパロディが面白かったです。
「正義も行き過ぎると悪にもなりうる」という勧善懲悪がテーマになっていて、ぷにぷに拳というカンフーの拳法を使うことで、柔軟に行動することが大切だと説いたメッセージ性はよく伝わりました。
ただ、ギャグが少なくて笑わせたいのか泣かせたいのか中途半端だったのと、ラストのオチが「散々カンフー映画やっといてそれ?」と消化不良だったのが残念でした…。
春日部に古くからある中華街・アイヤータウン(哎呀街)にやってきたしんのすけ達カスカベ防衛隊は、「伝説のカンフー」と呼ばれる拳法「ぷにぷに拳」の修行に励んでいるマサオから「一緒にやらない?」と誘われる。最初は乗り気では無かったが、カンフー少女のランに惹かれたしんのすけにつられ、他のメンバーも渋々付き合う事に。
20位 オラの引越し物語 サボテン大襲撃 (2015)
野原家がメキシコへ引っ越してしまう話。
クレしん映画は時代劇、SF、ホラー、コメディとジャンル問わず挑んできて、今作はついにB級パニックホラーという目新しさはありましたが、それだけの作品でした。
正直最初にしんちゃんがかすかべ防衛隊の仲間たちとお別れするシーンがピークなので、予告編で十分、本編は観なくてもよかったです。
ひろしは、メキシコの町に生息するサボテンの果実を集めるために双葉商事の部長から異動と同時に部長昇進を命じられる。はじめは単身赴任を考えていたものの、みさえから「家族はいつも一緒!」との一言により一家総出でメキシコへ引っ越しすることに。慣れ親しんだ春日部の住人達と涙の別れを告げることになった野原一家。メキシコのお姉さんはみんなスタイル抜群と聞いたしんのすけは喜んで旅立つ。
21位 アクション仮面VSハイグレ魔王 (1993)
記念すべき、クレしん映画第1作目。
今のように大人の方が泣いてしまう…なんてことはなく、ただアクション仮面が悪と戦う子供向けヒーロー映画ですね。
今観る作品ではないですが、昔のクレしん映画がどんなだったのか気になった人は観てみるといいと思います。
子供たちに絶大な人気を誇る特撮ヒーロー番組『アクション仮面』の撮影中、突然スタジオで爆発が起こる。混乱の中、何者かがアクション仮面の力の源であるアクションストーンを奪い、どこかへと去っていった。一方幼稚園の夏休みが始まった日、しんのすけとみさえ親子は買い物の途中、古そうな駄菓子屋を見つけ、その店でアクション仮面カードが付録としてついているチョコビを購入する。そして偶然にも幻のカードだと噂されていたNo.99のカードを手に入れる。
22位 襲来!!宇宙人シリリ (2017)
しんちゃんら野原家が「尻型宇宙人」と一緒に旅するロードムービー。
映画はゲストキャラクターの魅力によって作品の面白さが大きく左右されると思うのですが、本作のシリリの魅力がわからずじまいで伝わってくるものがありませんでした。
ある日の夜、野原家にUFOが不時着。UFOの中にいたのは、宇宙から来たという宇宙人のシリリだった。シリリが発した光線を浴びたひろしとみさえは25歳若返り、ひろしは10歳に、みさえは4歳の姿に戻ってしまう。シリリは、生き物を若返らせることは出来るものの、成長させることは出来ないのだという。そして、日本の南の種子島にいるシリリの父親なら、ひろしとみさえを元の姿に戻せるらしい。翌日、シリリはしんのすけのズボンの中に入り、野原一家は日本縦断の旅に出発する。
23位 オタケベ! カスカベ野生王国 (2009)
人類動物化計画を企む過激エコ組織と、野原家&かすかべ防衛隊が戦う話。
動物になって記憶を失っていくみさえに、記憶を取り戻させるしんちゃん、という大人帝国の二番煎じ感で萎えました。
象のしんちゃん、ペンギンの風間君など半動物化したかすかべ防衛隊は可愛かったです。
しんのすけが住むカスカベ市ふたば町では、新しい町長に就任した四膳守(しぜん・まもる)を中心にエコロジー活動が盛んになっていた。ある日、ふたば幼稚園の課外授業で地域の清掃活動に参加していたしんのすけは、河原で謎のアタッシュケースを発見。その中に入っていた不思議な緑色のドリンクを拾い持って帰る。ところがその夜、後で飲もうと冷蔵庫に冷やしておいたそれをひろしが飲み、さらにみさえまでも飲んでしまう。
24位 嵐を呼ぶ!オラと宇宙のプリンセス (2012)
ひまわりと地球の未来、どっちを選ぶ?的な作品。
敵が悪ではない(地球の未来のためにひまわりを奪った)だけに、いつものように野原家を手放しに応援できませんでした。
しんちゃんの兄としての成長も、地球の未来が野原家の決断に託されるのも今までの作品の焼き回しといった感じでオリジナリティが感じられません…。
ある日のこと、しんのすけは昼食のデザートにとプリンを食べようとしていたが、妹のひまわりが狙っていたので遠ざけつつ追い払う。みさえから「お兄ちゃんなんだからあげなさい。」と言われるもしんのすけはほんの少ししか与えず、ひまわりはしんのすけの目を盗んで残りのプリンを食べてしまう。しんのすけはその仕返しにと、ひまわりのおやつのたまごボーロを一つも残らず食べてしまうが、みさえに叱られたうえにひろしからも咎められてしまい、怒ったしんのすけは思わず「お兄ちゃんなんてやめてやる! オラ、妹なんかいらない! ひまわりなんかいらないゾ!」と吐き捨て、家を飛び出してしまった。
25位 嵐を呼ぶ 歌うケツだけ爆弾! (2007)
そしてオラと宇宙のプリンセスのもととなった?のが、この作品。
こちらはシロと地球の未来を天秤にかけて、それでもシロを守るという「しんちゃんとシロの熱い友情」が描かれます。
犬を飼っている人なら泣けると思いますし、もっと順位は上になるでしょう。
僕の場合はペットを飼ったことがなく感情移入できなかったのと、ミュージカルがメインとなった作風も好みでなかったのでこの順位となりました。
地球から遠く離れた宇宙(地球が属する銀河の外)を航行していた『ケツだけ星人』達の宇宙船。その宇宙船の近くに突如巨大な岩石天体が現れる。避けることが出来ないと知ったケツだけ星人達は巨大隕石に向けて次々と円盤型の特殊爆弾を放ち、その大爆発によって巨大隕石を粉々に吹き飛ばした。しかし、爆弾の一つは巨大隕石の岩が崩れて外れてしまったために爆発せず、そのまま銀河系、太陽系内を飛び、地球(沖縄)に向けて飛んで行った。しんのすけ達野原一家は、ひろしの勤続15年のごほうびで沖縄旅行を楽しんでいた。しんのすけとシロは浜辺で遊んでいる最中、不思議な形の円盤を発見する。
26位 ちょー嵐を呼ぶ 金矛の勇者 (2009)
ヘンダーランドの監督が再度ファンタジー作品として作ったのがこの作品ですが、これを観るならヘンダーランドで十分だと思いました。
トッペマに似ているマタというヒロインが出るので、トッペマ好きは観てみてもいいと思います。
暗黒世界ドン・クラーイの帝王アセ・ダク・ダークは、人間界を支配しようと企んでいた。しかし、闇を打ち払う「三つの宝」と「勇者」の伝説を知ったダークは、「三つの宝」の一つである「銅の鐸」を奪取。残る二つの宝「金の矛」と「銀の盾」を奪おうとするが、一足早くダークの企みを知ったある男によって「金の矛」と「銀の盾」は人間界へ送られる。その頃、しんのすけはデパートでアクション仮面の新作のおもちゃ「アクションソード」を買ってもらう。
27位 伝説を呼ぶブリブリ 3分ポッキリ大進撃 (2005)
ただ野原家が変身して、怪獣とバトルを繰り返すだけの話。
特撮好きにはハマるのかもしれないですが、ストーリーを求めている人にとっては盛り上がりがない単調な展開にガッカリしそうです。
ある夜、春日部に謎の巨大怪獣が現れ、野原家を跡形も無く潰していった……。という夢を、ソフビ怪獣・シリマルダシを抱きながら見ていたしんのすけ。シリマルダシを投げると、今度はアクション仮面のソフビ人形に持ち替えて別の夢を見始める。その夢の中でしんのすけは、アクション仮面と力を合わせ怪人軍団を倒してミミ子を助け出し、アクション仮面から「正義の心得」を教わる。
28位 伝説を呼ぶ 踊れ!アミーゴ! (2006)
ヘンダーランドは内容が伴ったホラーでしたが、この作品はトラウマになるシーンしか印象に残りませんでした。
風間君のお母さんが肉を食べるシーン、みさえが寄生獣みたいに変貌するシーンは子供には怖すぎない?といった感じ。
僕もちょっと怖すぎたので、2度と観たくありません。(笑)
よしながみどり、まつざか梅、上尾ますみの三人は居酒屋で話をしていた。まつざかは幼稚園のお遊戯会の出し物としてサンバを踊ろうと提案するが、他の二人は難色を示す。やがて三人は解散してそれぞれの家路に着いたが、人気のない夜道を一人歩いていたよしながは途中で何者かにつけられていると感じ走り出す。そして踏切を渡ったところで、自分そっくりの人間に捕まってしまう。ある朝、しんのすけはいつものように幼稚園のお迎えバスを待たせていた。すると、バスからやけにノリの良いよしながが。しんのすけは不思議に思いながらもバスに乗り、幼稚園に向かう。
まとめ
ということで、クレしん映画を全作品観ている僕が、クレヨンしんちゃん映画おすすめランキングを感想とともに紹介しました。
観る映画に悩んだときや子供と一緒に観る作品を探しているときは、クレヨンしんちゃんシリーズが手軽で選びやすいですよね。
長寿シリーズで作品数も多いので、当ランキングを参考にそのときの気分で選んでみてください!